ファンがグループの印象を下げる、ということはよくあります。
たとえ悪い人がごく一部であったとしても、たまたま目にしたのがその「ごく一部」であった場合、そのグループへの印象そのものが悪くなってしまうのです。
次々とお仕事が決まり、少しずつ着実にキャリアを重ねている彼らを応援する身として。
今、私たちにできることは何でしょうか。
昔よりずっと、ファンが手軽に貢献出来ることが増えました。
今の時代、SNSはとても強い武器です。
でも、その武器の使い方を間違えている人はいませんか。
転載、配布、誹謗中傷。
どれも許されるものではありません。
一時の感情に流されて放ったその言葉は、もう取り消すことができないことをわかっていますか。
「好き」という純粋で素晴らしい気持ちを原動力とした行動が、大切な人の首を逆に絞めるかもしれないことに気づいていますか。
「正しい指摘」と「誹謗中傷」の違いもわからずに、とにかく自分の推しへのネガティブな言葉に食ってかかっている人はいませんか。
もう少し、「自分がこのグループを取り巻くファンの印象を決める1人になるかもしれない」という意識を持つことはできませんか。
大切だから、大好きだから、なんでも許されるというわけではなくて。
過ちを過度に責めたり、過度に守ったりすることは、逆に彼らの成長の機会を奪うことにつながりかねないと私は思います。
ダメなことはダメだと言わないといけません。
でもそれは、なるべく彼らにダイレクトに伝わる形を採用すれば良いのではないでしょうか。
ダメなことをダメだと言ってくれた人に、何でそんなことを言うんだと責める権利はあるのでしょうか。
私たちは等しく「ただのファン」です。
しかし、彼らの活動には私たち一人一人の力が必要不可欠なんです。
だったら、少しでもちゃんと追い風になるように応援したいとは思いませんか。
私も、ファンが怖くてグループにポジティブな印象を抱けなくなったこともあります。
不信感を抱くのには、たった数文字で十分なんです。
今一度、応援の仕方を、特にSNSの使い方を、一緒に見直してはいただけませんか。
私も間違えることはありますが、変わることを放棄するつもりはありません。
悪いことは正す。それだけです。
少しでも興味を持ってくれた方が、勇気を出して覗いた場所が優しく正しい場所であってほしい。
より強く、追い風を吹かせたい。
私の想いは、これに尽きます。