2023年4月23日。
SixTONES「慣声の法則」がツアーファイナルを迎えた。
アリーナツアーから始まり、追加公演として京セラ・東京の2大ドーム。
SixTONES単独では初のドーム公演。
このブログは、夢舞台を奇跡的に見届けることができた人間が泣きながら書いている。
本当に奇跡的に、自名義と友人の同行として東京ドーム3days参戦が叶った。
それぞれの日毎のレポブログも書こうと思っているが、ここには1人のオタクの、想いを記す。
最後に“ドーム”という場所に行ったのは2019年、嵐の5×20。
その時は、もしかしたらもう二度と、ドームでライブ参戦という日は来ないかもしれないと思ってた。
必死になって目に焼き付けた景色を、今でも覚えてる。
巡り巡って2023年。
SixTONESが、大舞台に立つ日がやってきた。
私は「いつか」が「今」に変わる瞬間に立ち会える幸せを噛み締めていた。
キラキラの瞳のファンで埋まる大きな会場、思い思いの色で会場を彩るペンライト、登場を今か今かと待つ時間、暗転の瞬間の大歓声。
もう、逢えないかもしれないと覚悟した光景が広がっていた。
それだけで胸がいっぱいだった。
SixTONESは初めてのドームをどんな風に自分たちの色に染めるのか。
私は、ジャニーズエンターテインメントの最高峰とも称される嵐のライブ育ちということもあって少し辛い目線も持っている自覚があった。
今回はアリーナツアーの追加公演という位置付けだったこともあり、多少のやりづらさもあったんじゃないかな。
でも、はっきりと「こういうことをやりたい」という6人の想いを受け取れた。
レーザーを使った演出も、特効を使った演出も、大掛かりな舞台装置を使いこなしてきた彼ららしさを感じた。
何より「SixTONESの音楽を、積み重ねてきた時間を、1人でも多くの人間に届ける」という強い意思が垣間見える構成だったと思う。
決して集大成ではなかった。
だって、きっとまだまだ、ドームという箱を使って出来ることはある。
使いこなせる時がきっとくる。
今までで一番、5年後10年後が楽しみになった。
ジャニーズとして、アイドルとして、アーティストとして。
どれも微妙に当てはまらない。
これら全てが複雑に混ざり合って出来ているのがSixTONESだと思う。
だから、SixTONESとして。
6人とも全力で歌って、踊って、楽しんでいた。
最初から最後まで、みんな本当に良い表情だった。
そしてそれは、ファンも一緒だったよ。
私はスタンド席だったけど、みんながSixTONESの音楽に乗って、全力で楽しんでた。
立つ地面が揺れてたし、空気も揺れてた。
ステージから遠く離れた席で、みんなが口々に「すごいね」「かっこいいね」「遠くてもこんなに楽しいんだ」「幸せだね」って言ってたこと、6人は知らないでしょう?
これはきっと、あなた達を見つめるファンだけの特権。
きっとうちわは見えないだろうから、それなら全力でペンライト振って楽しもう!それが素晴らしい景色を作るんだ!って思ったから、汗だくでペンライトを振った。周りもそうだったから、きっと想いは同じだったんだと思う。
遠くたって、ちゃんと楽しかったよ。
ご縁を大切にするSixTONESだから実現したコラボも、本当に6人とファンだけで作られた時間も、全部愛に溢れてて大切で特別だった。
きっと、過ごしてきた時間に無駄なものなんてなかったんだと思う。
苦しくても辛くても、踏ん張り続けてきてくれたんだよね。
ちゃんと実を結んでた。
夢が夢で終わらなかったのは、間違いなく6人の努力の結果。
アンコールの最後の曲に彗星の空を選んでくれたおかげで、泣けて泣けて仕方なかった。
特に初日のジェシーの涙、それを見てグッときながらも笑顔の5人の姿があまりにも美しくて。
ライブでジェシーの顔を見るとグッとくる、と話すメンバー。
そう思わせるくらいにSixTONESの支柱で、太陽で、心臓みたいなジェシーが泣いた時、他の5人は笑って支えるんだって思うとまた泣けて。
ずっと6人で横に並んでいてほしいって願わずにはいられなかった。
一度散ったはずの未来図を、裏紙にもう一度描きなおして。
不確定で不安定な中、自分たちを信じて暁を待ち続けて。
そうして辿り着いた夢舞台。
6人の瞳には、どんな風に映っていましたか?
大きな会場がどこか狭く感じたのは、きっとSixTONES自身が大きな存在になったから。
出会ったタイミングはそれぞれ違っても、みんなSixTONESに救われて、SixTONESに光を見てきたんだと思う。
私も、SixTONESに救われた1人です。
以前、Imitation Rainに夜明けの光を見た、というブログを書いたことがある。
暗く長い夜に終わりを告げる、一筋の光。
ずっと、そんな風に感じてた。
でも、東京ドームで聴いたImitation Rainは、人生で数えるほどしか出逢えない、それはそれは美しい朝焼けのようだった。
世界を優しく、でも力強く照らすように。
辛いことがあっても、今がどんなに苦しくても、きっと大丈夫だから。生きていれば、きっとなんとかなるから。と伝えてくれているようで。
SixTONESが歌うことの意味を改めて感じた。
音を楽しむってきっとこういうことなんだろうなと思うくらい、楽しそうに歌って踊っている6人を見られて、本当に幸せだった。
そんな想いを深めた。
彼らのすごいところは、単に生歌が上手ってだけではなくて、音源以上に気持ちを乗せて音楽を届けてくれるところだと思う。
ただ上手なだけじゃ、ここまで心は震えない。
思わず鳥肌が立ったり、凄すぎて笑っちゃったり、涙が溢れてきたり。
そんな風に感情が揺さぶられるのは、届く歌声に6人の想いが乗っているから。
SixTONESに出会えて、本当に幸せ。
SixTONESを生きる意味にしたくない、っていうのはずっと思ってるけど、今日を繋いで進んでいくための理由くらいには、してもいいかな?
もう、あなた達がいなかった時をどう生きてきたかわからないからさ。
そのくらい日常に溶け込んで、6人が知らないところで、6人が知る由もない人生を、私は今日も生きてる。
ありがとう。
出会ってくれて、
救ってくれて、
生きる力をくれて、
たくさんの素敵な出会いをくれて、
こんなに美しい景色を見せてくれて、
ありがとう、と伝えてくれて。
一つの大きな目標を越えて、今どんな気持ちでいるのかな。
わからないけど、きっと未来にはまだ見ぬ景色が待ってる。
一緒に見たい景色がまだまだあるよ。
見せてあげる、なんて烏滸がましすぎて言えないけど、6人の笑顔の理由を増やすことができれば良いな。
6人がSixTONESに託した夢が、これからも叶いますように。
SixTONESという大きな夢が、ずっと続きますように。
6人のスーパースター。
いざ、暁の先へ。