お久しぶりです。
ようやくTrackONE-IMPACT-を観ました。
今日は溢れ出した想いをそのまま綴ろうと思います。
思えば、SixTONESのライブをちゃんと観るのはこれが初めてでした。
ドキドキワクワク、一体どんな世界を見せてくれるのか楽しみにしながら再生。
登場で既に号泣。
理由はわかりませんが、私は嵐のコンサートでも毎回登場で泣いているので、おそらくそういうタイプの人間なんだと思います(どういうタイプだよ)。
詳しい曲のこととか演出のこととか、それらはもうしばらくしてから書けたらなと思います。
今回はとにかく、感じたことを新鮮なうちに。
まず、髙地くんについて。
私はやはり、髙地くんはリーダーになるべくしてなった人だと思うのです。
まだSixTONESに詳しくなかった時、私は勝手に樹くんがリーダーかと思っていました。
でも、嵐にしやがれで、髙地くんがリーダーになりました。
「1番何もしないのは髙地」という、若干切ない理由を添えて。
1番何もしない。
そんなことはないのです。
その証拠に、ステージの上の髙地くんは、誰よりもアイドルでした。
彼の笑顔はステージの上で1番輝くのだと思い知らされました。
失礼を承知で言うと、「あれ?髙地くんってこんなにかっこよかったっけ??」と思ったくらいです。
SixTONESを「アイドル」というカテゴリーにもきちんと繋ぎ止めている、その力の多くは髙地優吾のものなのだろうと思いました。
余談(というか脱線)ですが、嵐のリーダー大野智という人は、何もしていないように見えていつも大切な決断を誰よりも力強くできる人です。
忘れもしない15周年のハワイコンサート。腰を痛めたニノに、潤くんがジャンプアップをやめてスライドアップにするかと提案します。しかしニノは、大丈夫と答えます。大丈夫じゃない顔をしているのに。
それを見ていた大野くんは一言、「スライドにしようよ」と。
たった一言。でも、有無を言わせぬ一言でした。
メンバーを想うからこその決断に至るまでの速さ、ふわふわとしているようで大事な時にはきちっと締めるリーダーとしての責任感。
彼はもうずっと、リーダーです。
話を戻します。
全体を通して衝撃的だったのは、完成度の高さ。
Jr.ってなんだっけと何度も思いました。
初っ端から登場する、数々の大掛かりな演出装置。
それらは確かに目を引き、時に真新しく、強烈な印象を見る者に与えます。
しかし、その装置に負けるようでは何の意味もありません。
ただ装置の凄さを見るだけの時間になってしまいます。
でも、彼らは装置をいとも容易く操り、完全にSixTONESの世界観をより強く印象づけるための武器にしてしまっていました。
間違いなく、彼らが積み重ねてきた時間、経験の賜物でした。
私は今までの彼らの歩みのほとんどを知りません。
でも、彼らが積み上げてきたもの、見てきた景色、経験してきた数多の感情が、確かにステージの上にありました。
それは新参者の私にもよくわかりました。
セットリストも秀逸でした。
盛り上がる曲、聴かせる曲、度肝を抜かれる曲…
今、ここ!というタイミングで、必ずくる。
かと言って、全てが予想できる退屈なものではなく、きちんと「予想外」を交えてくる。
表現力、パフォーマンス力、現場の空気を察して適切に対応する力、どれが欠けても成立しない、「これしかない」と思わせるほどのセットリスト。
まるで一冊の小説を読んでいるような、一本の映画を観ているような。
はたまた誰かの人生を覗き見しているような。
そう感じずにはいられない、血の通った構成。
コンサートを俯瞰で見、やりたいことだけでなくやるべきこともきちんと組み込むことができるのだなと思いました。
それは即ち、コンサートにおける絶対的信頼感。
「ここは俺らの場所だ」と言わんばかりのステージでした。
彼らは、思った通り表現者でした。
自分達の世界を、見事に魅せてくれる。
時に我々を黙らせ、時に我々を巻き込み、時に我々を包み込む。
高い場所にいるかと思えば、次の瞬間には目の前に。
ステージは彼らの意のままであると感じました。
6人が6人、高い技術と力をもっていることを実感しました。
そして、彼らは、思った以上にアイドルでした。
彼らは間違いなく表現者です。
そうでなければあんなに高い完成度のステージを創り上げられるわけがありません。
でも、彼らはあれだけのステージを創り上げておきながら、アイドルであることを忘れてはいないのだと感じました。
ファンに向ける笑顔、ちょっとした仕草、何より、客席を見つめる表情が、彼らは生粋のアイドルであると物語っていました。
ただ自分達の世界を魅せるだけでなく、その先にいるファンを想っていることが伝わってきて。
ああ、ほんとに10年以上ジャニーズJr.でいたんだなぁ、アイドルなんだなぁと思いました。
改めて、素敵な人たちを好きになったのだと感じ、どうしようもなく幸せな気持ちになりました。
この幸福感はアイドルが私にくれるものに間違いありませんでした。
あの日あの時に渦巻いていた感情を、私は未来永劫知ることはできません。
どんなに知りたいと願っても、それは叶いません。
それでも、声を大にして言いたい。
ジャニーズに入ってくれてありがとう。
諦めずに歩き続けてきてくれてありがとう。
SixTONESでいてくれてありがとう。
出会ってくれてありがとう。
2時間と少し経ち、私は涙が止まらないまま呆然としていました。
落ち着いた時に溢れてきたのは感謝の気持ちでした。
デビューまで、長い長い道のりだったでしょう。
普通なら諦めてしまうような高い壁にぶち当たったこともきっと1度や2度ではなかったでしょう。
それでも、この6人が、1人も諦めることなく今日まで歩き続けてきてくれたこと。
この6人で運命を共にすると決まったこと。
その奇跡と、6人それぞれの軌跡に、感謝せずにはいられなかったのです。
「卒業したかったけど大切だった」
そう言えるほど誇りを持ってジャニーズJr.として歩き続けた日々。
それは想像を絶するものであったのでしょう。
そしてこれからの日々も、想像を絶するものになるかもしれません。
それでも、SixTONESなら、この6人なら、きっと大丈夫。
そう思えました。
どんな未来が待っているのかわかりません。
人生まさかの連続、その通りです。
でも、まさかの先を見たいと思えたのは初めてでした。
コンサートこそアイドルを応援する醍醐味だと思っている私にとって、SixTONESのコンサートは最高でした。
たった2時間で、ここまで人を幸せにできるのか。
たった2時間で、こんなにも様々な感情にさせてくれる人がいるのか。
私はきっと、この2時間を味わうために生きていける。
SixTONESに会うために頑張れる。
たった2時間でそう思わせられる彼らは、やはりプロのアイドルなのでしょう。
SixTONES、最高。